ドイツの空港で、免税に必要な税関スタンプをもえらなかった場合について
昨日はミュンヘンも春のような暖かさを感じたのですが、まだ雪が降る日が時々あります。
こうやって雪景色のミュンヘンも、綺麗で幻想的だなーとふと思います。
さて、本題ですが、ヨーロッパ旅行をしたことのあるほとんどの方なら、買物した際の免税手続きの方法をご存じかと思います。
今回は、「空港で免税手続きに必要な税関スタンプをもえらなかった場合の対処法」について、新たな発見があったので書いておきます。
先日知り合いがミュンヘンへ遊びに来てくれた時、帰りのミュンヘン空港の税関でスタンプを入手できず、結局免税手続きをあきらめて帰国することになりました。
滅多にないヨーロッパ旅行で思い出をつくって帰国するはずが、まさかの帰国時のアクシデント。私も、わざわざ遊びに来てくれたのにと思い、この話を聞いたときはとてもショックでした。
が、しばらくして後日話を聞いてみると、
ドイツ大使館で免税手続きの書類をもらえた!!とのこと。
・・・・・・んん?
そんな方法があるのーーー!!?!
ってなりました。
まさかそんな裏技があるとは、私は全く知らなかったので。
すでにご存じの方にとっては、まったく裏技では無いと思いますが。。
注意ですが、この手続き自体は、「正当な理由がある場合のみに対応」してもらえるらしいです。ですので、大使館でも納得できる説明をしないと受け入れてくれないのではないかと思います。
今回のケースは、
パリ→ミュンヘン乗り継ぎ→羽田というルートでの帰国便。
ヨーロッパ最終出国地であるミュンヘン空港の税関で手続きをする予定でいたので、商品をパリから機内持ち込みにしていました(サイズは機内持込サイズの範囲内)。
しかし、パリを出発する際、ゲートで、サイズオーバーを理由に航空会社職員によって預け入れ荷物にされてしまいました(商品を箱に入れて持ち込んでいたので、実際の大きさよりも大きく見えてしまったことが、止められてしまった理由かと思います。)。
ミュンヘンで一度受け取りたいと言っても聞き入れてもらえず、結局スタンプも押してもらえず。英語で、かつ突発的に発生したアクシデントに対し、なかなか大変だっただろうなと思います。
ヨーロッパ内での移動の短距離便では、機内持ち込み可能な荷物だけを持って来ている方も多く、オーバーヘッドビンがギュウギュウになることも日常茶飯事です。そういった事情もふまえ、こういった厳しい対応も取られる可能性があるようです。私は実際に止められた経験はありませんが、厳しく手荷物チェックをしているスタッフは時々見られました。
大使館での申請には、実際に購入した商品、パスポート、領収書などの必要書類が必要になります。
また、25ユーロ相当の手数料も掛かってしまいますので、ご注意ください。
詳細は、ドイツ大使館のHPにてご確認いただければと思います。
空港で予期せぬことがあってスタンプをもらえなかったとき、免税を受けられた場合の免税額と、上記の手数料がかかってくることも考慮の上、この方法を検討してください。
~参考情報~
「輸出・購入者証明書の交付(免税手続きについて)」(ドイツ連邦共和国大使館・総領事館HPより)
https://japan.diplo.de/ja-ja/service/taxfree/985606